顎の痛みと口が開けにくかった女性が改善した経緯

＊症状の内容と来院の経緯

日常で別に何をしていたという訳でもないが、数か月前から座ると左の坐骨付近に痛みが出るようになった。
やがて、「口が開きにくいな」と感じるようになり、2週間前くらいから顎に痛みが出始めた。

＊同時に抱えていた症状：
肩こり、坐骨神経痛

＊検査

首、左仙腸関節、左肩甲骨、左顎関節、腰部に可動域制限（引っかかり）あり。
右手の指、右前頚部、右大腿部の筋肉が特に硬い。
坐骨神経痛と顎の痛みは関係あり。

＊施術内容と経過

初回：改善していくための土台作りとして、体全体の水分(血液・リンパ・脳脊髄液など)循環の改善、右手の指、下半身の筋肉に溜まっている疲労や老廃物を流すように筋肉を特別な技術で緩和。（揉まない）
頭へのアプローチ。
体全体が柔らかくなり、顎が開くようになった。

2回目：4日後に施術。
体全体の水分(血液・リンパ・脳脊髄液など)循環の改善、右手の指、右上腕、下半身（特に右大腿部）の筋肉に溜まっている疲労や老廃物を流すように筋肉を特別な技術で緩和。（揉まない）
左仙腸関節、左肩甲骨、左顎関節、腰部に可動域制限（引っかかり）なし。
頭と顎へのアプローチ。
肩こりなし、坐骨神経痛改善。顎の痛みも和らいだ。

3回目：1週間後に施術。
体全体の水分(血液・リンパ・脳脊髄液など)循環の改善、右手の指、右上腕、下半身（特に右大腿部）の筋肉に溜まっている疲労や老廃物を流すように筋肉を特別な技術で緩和。（揉まない）

頭と顎へのアプローチ。
坐骨神経痛、顎の痛みなし。

4回目:2週間後に施術。
顎と坐骨に少し違和感があるもの痛みはなし。
前回と同じ施術内容。

5回目：3週間後に施術。
顎、坐骨共に痛みなし。
前回とほぼ同じ施術内容。
4週間に1回のメンテナンス施術に移行。

＊考察

日常生活で左に体重を乗せすぎた生活によって、骨盤が歪み、仕事のパソコン作業などによる右手の指の硬さが上腕や右の首まで硬くし、脳が体のバランスを取るために左耳の後ろに負担をかけていた。

結果、左顎周辺の筋肉が硬縮し、顎の痛みや口が開きにくい状態になっていた。
また、極端な左重心により骨盤が傾き、左の骨盤に負担がかかっていたところに左顎周辺の硬縮が影響し、坐骨神経痛となって現れていた。