不妊治療や妊活時のストレス
「そろそろ子供が欲しいな。」って思って、最初は気軽に始めた妊活。
ネットや本でいろいろ調べたりする方もいるかも知れませんね。
それから半年が経ち、1年が経ち、、、
「なかなか思うように授からないなぁ。。。」と感じ始め、不妊治療をやっている病院を探す。
病院では「タイミング療法から始めましょう。」という事で薬の処方や注射が始まる。
これで授かるケースも当然あります。
しかし、これでもなかなか授からず毎日この事ばかりを考え始め、妊活や不妊治療自体が自分にとって大きなストレスになってしまうケースが多々あります。
しかも、不妊治療をまじめに頑張れば頑張るほど深みにはまっていき、身も心も疲れきってしまう事さえあります。
あなたにもこんな事がありませんか?
- 病院でのストレス(注射・薬・妊婦さんとの遭遇・医師の心ない言葉)
- 周囲の声や目
- 生理前の不安な気持ち
- ご主人へのストレス(タイミングの日・なんで私だけ…)
- ストレスを発散できない
- 孤独感
- 将来への不安(このまま授からないかも…)
不妊治療や妊活を行っていくうえで、心の問題というのは極めて深く重要な問題になってしまう事もあります。
心と体
一見、関係がないようにも感じますが、心と体はお互いに影響し合っています。
人は大きなストレスがかかってくると、体が「闘争/逃走反応」を起こします。
呼吸が浅くなり、脈も速くなり、すぐさま次の行動がとれる状態になります。
これは人にとって重要なことで、自分自身を守る態勢を作るのですが、この時、子孫繁栄よりも自分が生きることを優先するので、生殖機能が低下してしまいます。
つまり、妊娠に影響を及ぼすという事になります。
体の中ではどうなってるの?
強いストレスを感じると「闘争/闘争反応」を起こして臨戦態勢に入ると、視床下部から副腎皮質刺激ホルモンが下垂体に分泌されます。
下垂体をそれを副腎に伝え、副腎からは抗ストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されてストレスを緩和するように働きます。
長期化で副腎が疲労すると副腎からの性ホルモン分泌が低下します。
また、脳の松果体にも負担がかかり自律神経が乱れ、交感神経優位となってしまいます。
すると、妊娠力も低下してしまうのです。
視床下部・下垂体・副腎はストレスを受けていることへの対応で精一杯になり、子孫繁栄の生殖機能を正常な状態で維持する事が難しくなってしまうという訳です。
じゃあ、どう対処すれば良いの?
自分が不妊と意識した時、なかなか授からないと意識した時、それらが長期化した時、誰しも不安になることは当然です。
決して、私だけ…なんて思わないで下さい。
- あまり考えないようにしてるんですけどね~。。。
- わかっているんですけどね~。。。
これも良く耳にすることですが、そうしようとしている時点でストレスを意識してしまっているんです。
不妊ストレスから逃げない!
「決してストレスなんかに負けるな!頑張ろう!」って言ってるわけではありません。
それよりも、もう既に頑張っているあなたを認めてあげて、褒めてあげても良いじゃないですか?
(ご褒美に)自分が幸せを感じることを行っても良いと思います。
- いたずらに不安がらず、どこでつまづいているのかを診てくれる先生を見つけましょう。
- 体は交感神経が優位になっているので、静かな部屋や寝る前にゆっくり深呼吸を数回行いましょう。
- 自分がストレスに感じていることをすべて紙に書きだしましょう。
- 無理にストレスに立ち向かっていくのではなく、避けるのも1つの方法です。(病院・薬・人間関係・場所など)
- 一旦立ち止まり、周囲の声や思いは横に置いといて、今の自分の心の奥底を見つめ直して、「今の自分は本当はどうしたいのか?」を自覚・確認しましょう。
- それを踏まえてご主人としっかり話し合いましょう。妊活ライフはあなた1人で歩むものではありません。ご主人と2人で歩みましょう。
- 体に良い変化が出たら小さなことでも喜びましょう。
- 日々の小さな事柄でも構いません。「ありがとう」の気持ちをもちましょう。
1人で悩まないで下さい。
まだまだやれることはたくさんあります!
また、一旦、休憩するのも1つの手段です。
開き直った直後に授かったという例もたくさんあります。
ちなみに、不妊治療を行っていた当院の院長夫婦もそうでした!
お電話ありがとうございます、
元氣カイロプラクティック院でございます。